T.002 · TRAKTATO · SPEC · v2.1
ギル・ガード運用仕様書(改訂版)
GILL-GUARD SPEC (REVISED)
ABSTRACT · 要旨
ギル・ガード(GILL-GUARD)は、導管民の呼吸補助と果汁濾過を兼ねる 口腔デバイスである。本仕様書は、初版(A.01 / VOLA 003)の経験を 踏まえ、圧力逃がし弁と緊急開放手順を再定義する。対象は現場整備員 および修繕班。
0. 適用範囲
本仕様書は、GILL-GUARD Model B 系列(B-2 / B-2R / B-3)に適用する。 Model A 系列(初期型)は本仕様外であり、旧版 v1.x を参照のこと。
1. 用語
| 用語 | 定義 |
|---|---|
| GG | GILL-GUARD 本体 |
| 圧力逃がし弁(PRV) | 内圧が閾値を超えた際に自動開放される機構 |
| 濾過膜(FM) | 果汁中の不溶性粒子を除去する多孔膜 |
| 緊急開放(EO) | 手動で GG を口腔から即時切り離す操作 |
| 整備員 | GG の定期点検を行う資格を持つ者 |
2. 動作閾値
内圧 について、以下の閾値を定める:
のとき PRV は必ず開放されなければならない。 の範囲では、着用者に 可聴アラート を発し、 秒以内の応答を要求する。
3. 状態遷移
GG の状態は下図に従って遷移する。
stateDiagram-v2 [*] --> Idle Idle --> Nominal : 装着 Nominal --> Alert : P ≥ 26kPa Alert --> Nominal : P < 24kPa(ヒステリシス) Alert --> Release : P ≥ 32kPa Release --> Nominal : P < 20kPa Nominal --> EO : 手動緊急開放 Alert --> EO : 手動緊急開放 Release --> EO : 手動緊急開放 EO --> [*] : 離脱完了
ヒステリシスは kPa を設ける。これにより閾値近傍での振動を抑える。
4. 緊急開放手順
整備員は、着用者が以下のいずれかを呈したとき、直ちに EO を実行する:
- 意識低下または応答欠如( 秒以上)
- 口腔からの不自然な泡沫
- 可聴アラートが 秒以上継続し、着用者が応答しない
EO は右側のリリースレバーを 下方向に 45° 回転 させることで実行される。 レバーは誤操作防止のため、装着中はロックされている。ロック解除は 同側の小ボタンを同時押下する。
5. 定期点検
| 項目 | 周期 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 濾過膜 FM の目視 | 装着毎 | 穿孔・変色なし |
| PRV 閾値校正 | 週次 | kPa |
| アラート音量 | 月次 | dB @ cm |
| 筐体気密 | 月次 | 漏洩率 |
6. 保守記録
保守記録は次の形式で残す:
YYYY-MM-DD / GG-SERIAL / 整備員ID / 項目 / 結果 / 備考
例:
2026-04-17 / GG-B2-0193 / R-014 / PRV校正 / OK (31.8 kPa) / 再調整済
7. 改訂履歴
- v2.1 (2026-04-18): ヒステリシスを明文化、緊急開放の誤操作防止手順を追加。
- v2.0 (2026-03-02): Model B-3 対応。閾値を kPa に引き上げ。
- v1.3 (2025-11-12): アラート音量下限を追加。
- v1.0 (2025-07-01): 初版。
付録. PRV 断面
flowchart TB
subgraph GG[GILL-GUARD 内部]
FM[濾過膜 FM] --> CH[内腔 P]
CH --> PRV{圧力逃がし弁}
PRV -->|P ≥ 32kPa| OUT[外気放出]
PRV -->|P < 32kPa| SEAL[封鎖維持]
end
注記: 本仕様書は現場運用のためのものであり、設計上の変更を伴う 改修は修繕班の統括の承認を要する。