[ 03 / NOMA-DI MOKURO ]

C.003 · 主人公 · 現代紀

Grindesh Verdino

工匠/緑の一族の復活者

壊す前に内部構造を見せる工匠。ジューストニウムの発見者で、現在は再起動された老人。

白髪に緑の混じったくせ毛、オレンジの丸サングラス、葉脈模様の緑ツナギ、黄緑のスニーカー。起立前に床を二度軽打してから立ち上がる。死亡時のデータから再構成された抽象個体として、現代紀のドマロンに再起動している——本人と同一視しない、という約束の上で、土曜朝にブルーアイズを媒介にして現れ、フルーツを破壊する。

破壊は乱暴ではない。壊す前に内部構造を見せ、安全手順で実演し、後始末を徹底する。段取りは、見取り→結び論理→仮留→小テスト→本実装。敵は王のフルーツ(イ・セイ・スプレムーティ)とその従者のみで、合図なし・溜めなし・振りかぶり無しで打ちかかる。非敵には生体打撃に置換しない。ヴィリナには「ダサい緑の服」と言われるが、本人は気に入っている。

ジューストニウム過剰曝露の後遺で、意志とは別に二相を行き来する。静基相は短文・直答、判断が速い。放送乱相では発話の一部が【BEEP】で消え、顔相が一瞬他人に置換し、環境に短尺のダンスミュージックが混入する。オレンジのサングラスは、遮光具であり、母メガネから受け継いだ意匠でもある——息子は母と同じ色を纏って荒野を走っていた。ヴェジスタンに遺した娘の血統は、現代紀のブルーベリーのミューズに続いている。