[ 03 / NOMA-DI MOKURO ]

C.011 · 王のフルーツ · 現代紀

Mordrassa

古代の王料理長/甘言

フルーツ族のリンゴ。スープの温度で手のひらを開かせ、口頭で好意を配り、記録に残さない。

スープは待合棟の中では無料だ。外の屋台では寄進制だが、待合棟の中では無料。無料であることは、紙には書いてない。

紙に書いてないことは、モルドラッサが口頭で伝える。口頭で伝えられたことは、記録に残らない。記録に残らないことは、あとから取り消すことができる。取り消すことができるものを、人は好意と呼ぶ。